採用担当者Q&A

プロジェクトストーリー

プロフィール

佐波 武

工学部・応用化学科 卒業、1994年入社、第三営業部 営業二課所属。主に自動車メーカーへストライプ製品の提案や販売を行い、自動車部品を製造販売しているタイ現地法人へ赴任。現在は日本で、航空機関連会社を顧客に、接着剤・塗料および自社製品の拡販を行っている。

世界をフィールドに、自社製品のさらなる拡販へ。タイ市場への新たな挑戦。

「中近東向けストライプ製品の拡販」という、新たなるプロジェクトに参加。

今から10年ほど前、槌屋には1つの大きな問題がありました。それは、タイで製造され、中近東で販売される1トントラックの外装シール「ストライプ製品」は、他社のものへと流れていたことです。そこで、加飾品が得意な自社では、中近東向けストライプ製品を拡販するというプロジェクトを立ち上げました。その頃、タイに赴任していた私はプロジェクトチームの一員となり、自社の製品を現地の製造会社に採用してもらうよう働きかけました。しかし、その課題をクリアするのは、そんなに容易なことではありませんでした。

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タイ赴任中は、定期的に社員旅行に出かけてリフレッシュ。タイ現地の文化・流行を吸収しながら、現地スタッフとの交流を温めてきました。

タイ現地の人々と交流を深め、人脈を拡げるという努力を重ねる。

ストライプ製品は、自動車メーカーによるコンペ形式で採用が決まります。まず日本でデザインコンペを行い、それをクリアした後、最終段階はタイでのコンペに。実際の採用は現地となります。1つ鍵となるのは、中近東の人々が好むデザインの情報入手。タイで1トントラックを製造し、中近東で販売されるからです。向こうの人々はどんなセンスで、どんな趣味嗜好なのか。文化や価値観は、どのようになっているのか。製品開発のヒントを得ることに、とても苦労しました。そこで、研究・製造を含めた槌屋タイランド、そしてタイのスタッフとの連携をさらに強化し、難しかった日本サイドとタイ現地サイドの情報共有化を図りました。さらに、タイの人々とのコミュニケーションを深め、人脈づくりを行うなど努力を徹底しました。現地の人々は、自分の考えを大切にし、それを曲げることが少ない。それだけに、いかに上手くコミュニケーションを行うかが大切です。お互いに理解し合うことで、こちらの要望にも耳を傾けてもらえるようになるからです。

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タイで築いた人脈や経験が活きて、遂に、デザインコンペで勝利を収める。

タイでの任期を終えた私は、日本に帰国後、大手自動車メーカー向けの販売担当者として、中近東向けストライプ製品のデザインコンペに参加しました。タイ赴任中の様々な経験や苦労、そして中近東の人々の好みや求めているデザインなどの情報ベースをフルに活かして挑んだのです。製品デザインに対する先方の想いを、こちらがいかに受け取り、理解し、アウトプットしていくかが肝要なのですが、やはりタイで得たスキルが活きました。めでたく、コンペで勝利を得ることができたのです。タイの拠点とスムーズに連携できたことも大きな勝因です。そして、自動車のストライプ製品の第一人者である槌屋の技術力、具体的には、他社には真似のできない、色の光沢などを実現できたことが採用の決定打となりました。「自社の中近東向けストライプ製品を拡販する」。このプロジェクトはようやく成功の第一歩を踏み出すことができました。

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夢は、新たなるフィールド「空」へ。航空機業界へと大きく羽ばたく。

このプロジェクトを成功させたことは、自分にとって大きな糧となりました。しかし、それで満足してはいません。私が新たに進んだ現在のフィールド、それは、今後の日本の産業を担う「航空機業界」。この業界でも、自社のストライプをはじめ様々な製品を拡販していきたいのです。 航空機分野では、品質規格等がさらに厳しく、様々な壁が立ちはだかってくると思います。だけど、関係部署の協力やチームワークを活かしながら、これまで苦労を乗り越えてきた経験もバネにして、航空機業界で新しい実績をつくっていきたいと思います。

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